【うどん 慎】かしわ天ざる1000円

【うどん 慎】かしわ天ざる1000円

東京都渋谷区代々木2-20-16 相馬ビル1F
[月・火・水・木・日]11:00～23:00（22:00Lo）
[金・土]11:00～24:00（23:00Lo）
[祝日]曜日の営業時間通り
定休日：無休（年末年始を除く）

平日休日時間を問わず、常に行列ができているうどん屋さん、
多い時だと50人くらいが並んでおり、
その8割方が外国人、さらにその8割方がアジア人。
天候の悪い日なら空いてるだろうと目論んで来店、
待ち客は4名、目論見どおりだ。
どうも並んでいる4名とも韓国人の様子、
店内の客も大半は韓国人っぽい。
しばらく外で待っていると店員さんにメニューを渡される、
順番が来て中へ案内される、
店内はうどん屋さんというより、
ちょっと小さめの居酒屋って感じ、
カウンター6席とテーブルが2つで6席かな。
店員さんが多く、10名近くいる。
かしわ天ざる1000円を注文し、カウンターにて待つ、
10分くらいでうどんの到着。
見た目はかなり綺麗だ。
さっそく食べようと思い箸でうどんを掴むが全然取れない。
ねじれスパイラルに絡まって、引っ張っても出てこない。
箸のつかみが負けてゴムパッチンの要領で、うどんがビタンッてなる。
なにを！って箸に力を入れて無理に引っ張ると
うどんが途中で切れてやっぱりビタンッてなる。
で、それを騙し騙しなんとか引っ張り出してみるが
麺がものすごく長いため、掴みどころが悪いと
腕と箸を限界まで上に伸ばしても
うどんの裾はまだザルの中だったりする。
食べ辛さに関しては今まで食べたうどんの中でダントツ1位だ。
というより、これからもこれ以上に食べづらいうどんに出会うことはまずないので
食べづらいうどん殿堂入りだ。
周りを見回してみたが、やっぱりザルの方はあまり綺麗な食べ方ができていない様子。
少なくとも付き合いたての男女はザルを頼むのを避けた方が良い。
うどんと格闘する滑稽な姿を見られることになる。
こいつを優雅に食せるのは御坊コンツェルンレベルの上流階級くらいのモンだろう。
きっと最初に全体を持ち上げてうどんをねじれから解放するなり
なにかしらの技を使わないと綺麗に食べるのは難しいと思われる。
そんなこんなで、ようやっとうどんを食す。
つゆはなかなかに美味しいが味が薄い。
うどんを全部つゆの中につけて食べてみてもやっぱり薄い。
食べ終わった後につゆだけ味わってみたが、
つゆ自体は味が薄いなんてことはなかったので
つゆがうどんに絡まず、薄く感じたんだと思う。
うどんは外側が非常に柔らかいが中は強い弾力がある、
芯が残ってるってのとは違う、
かしわ天は美味い。
美味いと言ってもなにかしら突出した特徴があるわけでなく
単純に美味い。
かしわ天というとパサパサなイメージがあるが、こいつはそんなことない。
肉汁や油が多いわけでないのでジューシーというのとも違うが、
サクふわぁぁって感じで食感も良く
衣の加減といい肉の柔らかさといいサイズ感もちょうど良い。
食べ辛さにしろ、つゆが薄く感じるのにしろを考えると
あったかいほうが美味しく食べられると思う。
外国人比率の多さからいって
外国の有名ガイドブックに載ってるんだと思われる。
日本人客はほとんどいない。
客の入りが7分咲きくらいだったら
メシ食いがてら酒飲みがてらで使うかもしれないが
今の混雑ぶりではそれは無理だ。
普段使いはできないお店。